ヘリウムで浮かせる・飛ばす
飛ばない原因はほとんど「浮力が足りない」か「推力の向きが違う」です。まず重さを疑ってください。
01浮力は実装されている
作者のポートフォリオには、Mechacraft の物理について「サスペンションとステアリング付きの自作レイキャスト車両に加えて、浮力と空気力学を入れてあるので、機体は浮かせられ、飛ばせる」と書かれています。飛行は裏技ではなく、設計された機能です。
Hacker News の投稿では、飛行機が高度を取れないというプレイヤーの指摘に対し、作者が「ヘリウムを増やしてくれ(Try adding more helium!)」と答えています。浮かなさの第一の原因はヘリウム不足だと考えていいでしょう。
つまりこのゲームの飛行は、翼で揚力を生むというより、浮力で自重を軽くしてから推力で動かす方式です。飛行機の形を真似するより、軽い骨組みにヘリウムを詰めるほうが早道になります。
02浮かせる手順
手順は4段階です。まず限界まで軽い骨組みを作る(ブロックを減らす)。次にヘリウムを載せ、座席に乗って動かないことを確認する。次に推力を足して前へ進む。最後に向きを変える機構を付ける。
この順番を守らないと、浮かないのか進まないのか分からなくなります。1段階ごとに乗って確認してください。
- 骨組みを最小にする。飾りは飛んでから足す。
- ヘリウムを増やす。浮かないときはまずここ。
- 推力を付ける。上向きと前向きを混ぜない。
- 姿勢を保つ機構を付ける。重りを下に、浮力を上に。
03どれくらい必要かの目安
パーツの質量とヘリウム1個あたりの浮力は公開されていません。そのためゲーム内の正確な必要量は出せませんが、物理の式で「体積と質量のバランス」を掴むことはできます。下の計算は標準大気の物性値(空気 1.225 kg/m³、ヘリウム 0.1786 kg/m³)を使った目安です。
計算結果がプラスなら浮く方向、マイナスなら沈む方向です。ゲーム内の数値ではないので、比率の感覚を掴む用途で使ってください。
04飛ばないときの確認順
| 症状 | 疑う場所 | 直し方 |
|---|---|---|
| まったく浮かない | ヘリウム量 | ヘリウムを増やす。作者も同じ助言。 |
| 浮くが上がらない | 推力の向き | 上向きの推力を足す。前向きと分ける。 |
| すぐ横転する | 重心 | 重い部品を下へ。浮力を上へ。 |
| 進まない | 推力と抵抗 | 推力を増やす。空気抵抗の大きい形を削る。 |
| 制御できない | 操舵機構 | 向きを変える手段を追加する。 |
ヘリウム浮力の目安計算
ヘリウム量と機体質量から、浮くか沈むかの目安を出します。空気 1.225 kg/m³・ヘリウム 0.1786 kg/m³(標準大気)の差 1.0464 kg/m³ を使う物理の式で、ゲーム内のパーツ質量は非公開のため実測値ではありません。
差し引きの浮力
| ヘリウム体積 | 機体質量 | 差し引きの浮力 |
|---|---|---|
| 1000 L | 0 kg | 1.046 kg ぶん |
| 3000 L | 2 kg | 1.139 kg ぶん |
| 5000 L | 8 kg | -2.768 kg ぶん |
| 12000 L | 10 kg | 2.557 kg ぶん |